福島に住む子ども達に、熊本での春休みをプレゼント!
東日本大震災そして原発事故が起きた2011年。「福島の子ども達をとにかく呼ぼう!」と心意気で費用を出し合った4名の発起人(坂口恭平/建築家・作家・アーティスト、小野泰輔/熊本県副知事、上野剛/NPO青年協議会、小幡広宣/走馬会代表)の呼びかけで、参加費無料の「ゼロ円キャンプスクール(通称:ゼロキャン)」はスタートしました。春休みと夏休みの年2回で実施し、今まで伸べ約300人の福島の子ども達を熊本に受け入れ、2016年春で第10回目を迎えます。
【当時、原発事故の影響により外遊びをできなくなった、また、健康に心配な福島にすむ子ども達に】
2011年の原発事故以降、海や川での水遊びをできなくなった子ども達や、将来の健康について不安を抱えながら子育てをする大人達が大勢いらっしゃいます。
「自然の中でのびのびと遊び笑う時間」をぜひ熊本で過ごしてもらいたい!
子ども達の笑顔と「ただいま!」で、福島に暮らすお父さんお母さんを元気にしたい!
そんな願いで、この活動を継続しています。
熊本各地で子ども達が過ごす、自然体験いっぱいの春休み!「ゼロ円キャンプスクール」
第10回目は約20人の子ども達が、3月23日から30日の8日間、天草、錦町、筑後に分かれて滞在します。
熊本の豊かな自然と地域の特色を生かした「ネイチャーアクティビティ」や「食」や「地元っこ」達との触れあいを体験します。受け入れ地域により体験内容(川遊び、ブルーベリー狩り、魚釣り、イルカウォッチング等)やホームステイ先(農家民宿、個人宅、協力宿泊施設、キャンプ場等)は多様で、子ども達は各地域の地元の大人や子ども達と一緒に思いっきり遊び、学び、食べて、熊本を満喫するプログラムとなっています。受入先それぞれが、その地域ならではの協力体制(滞在費用、安心な食材・物資提供、アクティビティの提案などを募集・とりまとめ等)で動いてくださっています。それなくしては、ゼロキャンの実施はかないません。2015年夏は、不足する資金調達のために「ゆずり葉クラウドファンディング~夏の巻~」に挑戦し、おかげさまで目標金額(30万円)を達成!無事、子ども達を熊本へ招待することができました。本当にありがとうございます!
毎回、参加者や親御さんには喜んでいただいております。
参加者の親御さんからのいただいたお手紙の一部をご紹介します。
継続の壁は「交通費」
おかげさまで、ご協力いただける生産者の方々、受入申し出の方々などは増えて来ています。
また、福島の方々からのお申し込みも毎回増えていっている状況です。
受け入れたい熊本の人達、参加したい福島の子ども達は大勢いるのです。
でも熊本と福島はやはり遠い。毎回、約100万円の交通費がかかります。大きなお金です。費用は各方面からのご支援金、事務局主催のイベント(フリーマルシェ・持ち寄りパーティなど)、講演会の謝礼、クラウドファンディングなどで集めてきました。決して簡単ではない、でもだからこそ、その壁を毎回いかにポジティブに乗り越えられるかが、継続のカギなのです。
(左:ゼロキャンフリマルシェ(@有機生活)右:持ち寄りパーティーで10万円集めちゃう!イベントの様子)
大事なのはそこに生まれるエネルギーがポジティブで温かいからこそ、次へと、より拡大しながら繋がっていくのだということ。
私達は、お金を、苦労してなんとか集めて…というものにしたくない。
楽しいアイデアで、みんながHAPPYになる形で、
しかもそれがお金を生み出して福島の子ども達のHAPPYになるのが一番素敵だと考えています。
ゼロ円からでも「楽しい思いつきで、やれちゃうよ!」というプロジェクトでありたいのです。
今回のゆずり葉クラウドファンディングでも、皆さんの温かい想いをつなげて、福島の子ども達へと届けたいと思っています。
個性豊かなお祭り人間が、本気で取り組むプロジェクト
事務局メンバーは2人。
1人はプロジェクトリーダーの池田親生。
竹あかりの演出家でもあり、「くまもと食べる通信」の代表でもあります。サハラマラソンを漫画ワンピース全巻リュックに背負って無事ビリで見事完走。熊本人脈は広く、活動は多岐にわたります。
震災の当日にトラックで福島に向かい、南相馬で発起人の1人、小幡広宣さんと合流して活動。
以後、ゼロキャンに毎回プロジェクトリーダーとして関わり続けています。
もう1人は事務局長・東しのぶ。
震災後、坂口恭平の立ち上げた「ゼロセンター」1期生で初来熊し、そのまま関東からの移住を決意。第1回にボランティア参加し、以後ゼロ円キャンプの受け入れ先チーム結成を経て、現在事務局長。Café Arbaro(アルバーロ)のキャプテン、くまもとひなママネットの共同代表も務める、7歳男子の母でもあります。
子ども達を受入れ、無事に送り届け、そこから生まれる信頼関係でいろんな気持ちや辛さをシェアすることができるのなら、それだけでも本当に意味があると考えています。
そして、熊本から、応援するエネルギーを贈り続けること。
いつでも「待ってる」場所があるってこと、少しずつでも、丁寧に伝え続けていきたいのです。
福島の方々にとって、熊本がもうひとつの「自分たちの場所」であるように。
私達は、このプロジェクトを、何十年も続けていくものだと考えています。
どうぞ皆様、ご協力お願いいたします!
第9回を数えられたのもみなさまのお力があってのものと、感謝の気持ちでいっぱいです。 これからますます重要になる保養、0円キャンプスクールを必要としてくれる子どもたちがいる限り、今後もなんとか続けていきたいと思います。 あなたらしい方法で、無理のない範囲で、どうぞ応援をお願いいたします。
- 【資金30万円の内訳】
- ・福島と熊本の往復交通費(約100万円)の一部として=20万円
・お礼(リターン)諸経費・郵送費=5.5万円
・ゆずり葉手数料(15%)=4.5万円
*ゆずり葉の活動費として活用します
ゼロ円キャンプスクールの応援スタイルは、十人十色! あなたらしい関わりで、明日に続く子ども達の笑顔をつくれます。 例えば・・・
・ゆずり人になっていただくこと
・キャンプ期間中の引率・子どもたちが喜ぶワークショップの実施
・チャリティーイベントの企画や出店、会場設営や販売等のお手伝い
*応援の可能な方は 0円キャンプ事務局 まで、ご相談・ご連絡お願いします。
ゆずり人へのお礼(支援者へのリターン)
- コース1(1000円):
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第10回ゼロ円キャンプスクールメモリアルフォトカード
第10回ゼロ円キャンプスクールメモリアルフォトカードを送らせていただきます
- コース2(5,000円):
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コース1+ゼロキャン応援オーガニックカフェArbaroの焼き菓子プチギフト
オーガニックな素材で丁寧に作る、身体にもココロにも美味しい優しいおやつ。自家焙煎の珈琲もささやかに同梱します。
- コース3(5,000円):
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コース1+ゼロキャン応援農家さんの自然栽培米1kg
コース1+ゼロキャンオリジナルポストカードセット2枚をお送りさせていただきます。
- コース4(10,000円):
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コース1+ゼロキャン応援農家さんの自然栽培米3kg
コース1+ゼロキャン応援農家さんの自然栽培米3キロを送らせていただきます