一般社団法人オルタナとは
10人に1人と言われる精神疾患者(鬱、統合失調症、発達障害など)の就労を支援事業所です。
2年間のプログラムで授産施設ではない一般就労を目標にココロを整える農園療法(園芸療法+農業=土に触れ植物を育む療法)や、 生きる目的を学ぶ木鶏会・志を持った社会人講話や見聞を広める職場見学を行っています。
現在15名の方が通所されていて、朝起きて通う事の訓練を始める方から職場実習を通して自分の将来を真剣に考え始める方まで居られます。 昨年の就労は7名でしたが現在までに4名が離職されています。
精神疾患の場合、病気になった年月だけリハビリにも要すると言われているのが主な原因と考えられます。 だったら、農園療法の延長で働ける場所を創ろう!として生まれたのが、 過疎+農業+精神疾患者の活性プロジェクト、その名も「オルタナ湯島プロジェクト」です。3年前から取り組み始めました。
【オルタナ湯島プロジェクト】=過疎+農業+精神疾患者の活性プロジェクト
当初、熊本県ふるさと振興課の助成金を頂き筑波大学との共同研究で地方に残る癒し効果を計測した結果、 精神疾患者の症状緩和と意欲向上の効果が計測できました。 なんとなくわかっていた事を数値化した訳ですが、確実にみんなの状態や表情が良くなりました。
その後、漁業や農業のお手伝いや湯島の清掃活動などを通して、島民の方達との親睦を深め、 昨年より湯島農業の達人に指導を仰ぎながら耕作放棄地の開墾を始めました。 今年2月には湯島大根の収穫をした土地に、5月300本の島いも作付を行い現在自然栽培しています。
- 【プロジェクトの目的】
- 湯島での自然栽培体験を通じて、一歩を踏み出せない精神疾患者に夢を与えたい。
- 【資金80万円の用途】
- 皆様からの資金は、潜在的な患者さんの掘り起こし、一歩を踏み出すためのツールづくり、 また応援して下さった方へのお返しに大切に活用させて頂きます。内訳は下記の通りです。
・8月と10月の湯島リブートキャンプの告知に関わる経費: 15万円×2回=30万円
(熊本県下の精神疾患者に情報が届くようフリーペーパーへ掲載します)
・オルタナパンフレット制作費(デザイン代、印刷代含む): 8万円
・島民の方々との交流会費: 5万円×2回=10万円
・島いも箱代: @150円×150箱=1.95万円
・島いも発送料: @1000円×150箱=13万円
・オルタナ農園BBQ費用(ゆずり人交流会): 5.05万円
・ゆずり葉手数料: 15%=12万円 ※ゆずり葉の活動費として利用されます
スケジュール
8月1日~15日 | リブートキャンプ夏 参加者の募集(くまもと生活応援誌『すぱいす*spice』へのリブートキャンプ告知記事等) |
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8月17~22日 | リブートキャンプ夏(草取り、土寄せ、仲間づくり、地元の人との交流など) |
8月下旬 | 活動報告 |
9月中旬~10月初旬 | リブートキャンプ秋 参加者の募集 |
10月19~24日 | リブートキャンプ秋(島いも収穫、発送準備、仲間作り、地元の人との交流など) |
11月初旬 | 活動報告、支援者の方への島いも発送、バーベキュー交流会 |
リブートキャンプとは?
再起動を意味する「リブート」。 仕事や学業、人間関係等様々なストレスにより、うつ状態となり、体調を崩したり、離職、引きこもりの状態になっても、再び前に歩み始めることができます。 少しずつ体を動かし、自然や土に触れ、ゆっくりとした時間の中で自分と向き合い、仲間や地元の方と交流をすることで、再び元気を取り戻していきます。 一歩を踏み出せない精神疾患者に夢を与えたい。夢って自分の事ばっかり考えていたらどうでもよくなったりするけど、誰かのためだったら前に進む勇気なる。 リブートキャンプは湯島という特別な環境での、人生の再起動のきっかけなのです。
有明海のどまんなかにある小さな島「湯島」
熊本県上天草市の有明海に浮かぶ周囲4㎞の湯島は、 至る所にネコの姿が見られるネコの島として、また天草四郎が島原の乱の直前に談合をした場所(談合島)としても知られています。 60年前の島民は2千人でしたが、現在では360人にまで減少し、半数以上は高齢者です。
すべてにおいて衰退の一途を辿っていますが、温暖な気候からサトウキビを栽培し精製販売までしていたポテンシャルの高い島です。 ミネラル豊富な大地と潮風で農薬も肥料も使わない自然栽培で農業がしたいと思ったのがきっかけでした。
リブートキャンプの拠点「きく旅館」
そんな湯島で長らく観光客を温かく迎え続ける「きく旅館」は、 80歳の菊さんと79歳のキヌエさんが営まれる旅館で、 掃除・風呂・片付けをすべて自分達でする事を条件に格安で連泊させて頂いています。 ここを拠点に、昼は農業、夜はミーティングでココロのケアを行います。
5泊する理由は、我慢の限界を超えた処に平常心がやってくるから。 集団生活を通して互助の精神と同じ悩みを持つ仲間づくりを育んでいきます。
参加者の声:
「島の持つ時間の流れは私達に心地良く、波の音にココロの雑音は掻き消されていく。」
「なにも無い世界は十分に自分と向き合えて正直になれた。豊かさを感じた。」
「この島の人達のために働きたいと思った。菊さんキヌエさんに感謝。」
ゆずり人へのお礼(支援者へのリターン)
- 5,000円の方:
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掘りたて島いも5kg箱入を感謝を込めて
●限定:130
●発送予定は11月上旬です。 - 10,000円の方:
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堀りたて島いも5kgとココロの学校「オルタナ農園」での
バーベキュー交流会ご招待●限定:30
●島いもの発送予定は11月上旬です。
●バーベキュー交流会は11月上旬開催予定